火曜日, 11 of 8月 of 2020

Category » フランス

映画 ジャンヌ・ダルク

これまでに、ジャンヌ・ダルク映画を3本観た

1948公開「ジャンヌ・ダーク」主演イングリッド・バーグマン

1957公開「聖女ジャンヌ・ダーク」主演ジーン・セバーグ

1999公開「ジャンヌ・ダルク」主演ミラ・ジョボヴィッチ

今回の1999版は戦闘シーンが多く、前2作に比べると画質が格段に良くなっているので、戦闘シーンには迫力がある

戦争では、兵士たちに聖戦意識を持たせて戦意を高めることが重要なので、神がかり状態のジャンヌには利用価値があった

オルレアンが陥落し、シャルル7世が戴冠すると、英仏の間で停戦気運が高まり、あくまで聖戦続行を主張するジャンヌは孤立していく

イギリス軍に捕まって異端裁判の場面では、ジャンヌの神性を否定して、一人の悩める少女として描いている

神がかりの精神状態から徐々に覚めてゆくジャンヌが、火あぶりになる恐怖と闘いながら、それでも断固として神の啓示を信じ続ける姿には、崇高さと哀れさが入り混じる

(T_T)

 


映画 聖女ジャンヌ・ダーク

1957年の白黒作品で、主演のジーン・セバーグは撮影時17歳

史実のジャンヌが活躍したのは17~19歳なので、撮影時32歳の堂々としたバーグマンに比べると無理が無い

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どこかで見たようなと思ったら、「悲しみよこんにちは」(←)の主演だったんですね

彼女はアメリカ人ですが、フランス系なのか小柄で、フランス少女ジャンヌを、カワイらしく好演しています

ジャンヌは男装して軍隊を率い、英軍を打ち破りますが、当時は女性が男装するのはタブーで、のちにジャンヌが火あぶりの刑になるとき、魔女裁判の罪状の一つに男装があげられている

セバーグはこの作品がデビュー作で、男装のショートヘアが好評だったのか、その後もずっとショートにしています

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映画のストーリーでは、ジャンヌのおかげでフランス王に戴冠できたシャルル7世(→)が、夢の中でジャンヌや当時の人々と対話するという設定で、ジャンヌを見捨てた言い訳などしている

実際、シャルルはいくらでもジャンヌを救えたのに、用が済んだらジャンヌが邪魔になってきたので、英軍につかまったのを利用して「始末」したようです

まあ、権力闘争の世界なんて、どこの国、いつの時代でも、こんなもんでしょう

原作はバーナード・ショーなので、その辺に皮肉を効かせたようです

フランス中世の、文字も読めない、自分の名前も書けない田舎娘が、神の声に目覚めて、驚くような快挙を成し遂げたのは歴史的事実です

彼女の脳の中で何が起きていたのか?

人間の潜在能力、信念に基づく行動力の、とんでもない可能性を感じます

(^_^;)

 

▲映画「悲しみよこんにちは」

 


エマニュエル・トッド

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 重要なのは人口当たりの死者数なのに

  マスコミは感染数ばかり報道して

 無駄な危機意識をあおっています  (;´Д`)

 

世界に感染を広げた中国コロナはようやく勢いを減じたように見える。

米欧と日本などは「中国コロナ後」を見据え、日常の回復と経済の再生をめざして動き出している。

中国コロナ禍は特に米欧に深刻な被害を与えた。

フランス、イタリア、スペインも未知の伝染病に対する抵抗力の弱さを露呈した。

フランス有数の知識人で歴史人口学者のエマニュエル・トッドは事態をどう受けとめているのだろう。

3月中旬にパリを離れ、仏北西部ブルターニュの別宅で妻子とともに過ごしているという。

スマートフォンの対話アプリを通じ、思いを語ってもらった。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

フランスは5月10日まで2か月近く外出が厳しく制限されました。

人々は中国コロナ禍の囚人になる一方で、社会生活の停止に伴い、常日頃の心配事からは解放された。

私は1968年の5月革命を思い出します。

反体制の学生反乱に労働者が呼応してゼネストを打ち、社会がマヒする中、人々は日々の気掛かりを忘れたものです。

非常事態宣言が解かれ、外出制限が緩和された今、人々はまるで中国コロナ感染が終息したかのように振る舞い始めている。

日常への回帰と言えますが、それは現実の問題に改めて向き合うことを意味します。

まずは中国コロナ禍の総括です。

私は人口10万人当たりの死者数を基準にして考えます。

先進諸国の中国コロナ感染状況から「重度」の国々と「軽度」の国々に二分できます。

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重度で最も悲惨なのは80人超えのベルギー。

スペイン、英国、イタリアが50人台で続き、フランスは40人ほど。

米国は約30人です。

軽度のうち1人以下は、台湾、日本、シンガポールなど。

中国コロナ禍の猛威に震えた欧州にあって約10人のドイツ、10人を切るオーストリアは、例外的に軽度といえる。

軽重の違いは文化人類学的に説明できます。

重度の国には個人主義とリベラルの文化的伝統がある。

英米、つまりアングロサクソン圏は近代以降、世界を主導してきました。

私は国際秩序を考える時、英米をひとくくりにします。

ただ、中国コロナ被害では事情が違う。

英国はスペイン、イタリアに近い。

また、米国は州によって大きく異なる。

前述の通り全米は30人前後ですが、州別で最も深刻なニューヨークは約150人にも及ぶ。

北東部は重度です。南東部のフロリダや西海岸のカリフォルニアはドイツ並みです。

米国自体、ひとくくりにできません。

中国コロナ禍の特徴は高齢者の犠牲者の多さです。

フランスの場合、死者の8割は75歳以上。

エイズの犠牲者の多くが20歳前後だったのと対照的です。

 

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いまは感染数なんかより、「人口比の死者数の推移」が決定的に重要です!

感染数の推移は、「死者数の不完全な先行指標」としてのみ意味を持ちます

感染数はその国の検査政策に左右されるので、感染数の国際比較は、大した意味がありません

上のグラフの縦軸は対数目盛なので、傾きが増加率を表します

グラフが横に寝たら、とりあえず収束です

横に寝たところの高さが、今回の悲惨さの水準です

対数目盛ですから、高さが少し違うだけで、天国と地獄ほども違ってきます

欧州主要国(英仏など)は、ほぼイタリアと似たようなもので、すでに悲惨な水準(地獄)ですが、グラフが寝ているので、ほぼ終息しつつあります

欧州、米国、ブラジルに比べると、日本は2ケタ、タイ王国と台湾は3ケタ低い

中国コロナ対応で、タイ王国と台湾は世界一成功しました

日本は高さ10人程度(日本全体で1250人程度)に収まりそうです

これは毎年のインフルエンザによる死者数よりずっと低いので、中国コロナへの対応に、ほぼ成功したと言えるでしょう

(^_^;)

 


読書 すてきな旅「フランス」

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1964年に出た、歴史や文化に詳しい旅行ガイド

半世紀以上前に定価2400円だから、かなりの豪華本

ヤフオクで古本を安く買ったんだけどね

海外旅行先の人気ナンバーワンで、「すてきな旅」シリーズ全14巻のトップバッター

先日読んだ、地方色豊かな「ドイツ」と比べると、まさにパリ一点豪華主義の国だなぁと感じる

西洋史と人類文化の展覧会場のようなパリの街、かなり以前に半月ほど旅したが、また行きたくなってくる

左の写真(←)を見ても分かるけど、凱旋門ってホントに、ゴジラがくぐれるくらいデカいです

(^_^;)

 


映画 ジャンヌ・ダーク

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1948年、イングリッド・バーグマン(→)、2時間25分の大作

舞台は15世紀のフランスの百年戦争で、今風に言えば英仏戦争なんだけど、当時はまだ英仏ともに国家意識が確立していなかった

監督がヴィクター・フレミングなので、「風と共に去りぬ」に雰囲気が似ている

前半はジャンヌが「神の声」に目覚め、ダラケきった軍隊に喝を入れ、イングランド側を打ち破る

後半は一転して、敵軍に捕まった後のジャンヌの異端裁判を描く

バーグマンは1915年生まれ、この映画のころは32歳くらい

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ジャンヌは12歳で「神の声」を聴き、19歳で火あぶりになったから、年齢的にはちょっとキツイんだけど、何とかなっちゃうところが超一流女優

それにしてもバーグマンとグレースケリー(→)、よく似てますね

米国映画なので、プロテスタントの立場からなのか、ジャンヌを火あぶりにしたカトリック聖職者を、徹底的に悪役の偽善者として、実に憎々しげに描いている

歴史的事実から言えば、魔女狩りで無実の者を火あぶりにしたのは、プロテスタントの方がはるかに多かったらしいですけどね

(^_^;)

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▲火あぶりの刑

 


読書 ユダヤ人は本当に「悪者」なのか?

歴史のユダヤ人、風説のユダヤ人_ ユダヤ人は本当に「悪者」だったのか?_01

「1890年1⽉25⽇、ユダヤ学研究協会の年次総会における講演」と副題されてます

今から130年前、場所はフランス

著者(ユダヤ学者)が、ユダヤ人聴衆に向かって、ユダヤ人に対する偏見や作り話を列挙し、反論しています

ことさら目新しい話はないのですが、異端裁判(異端審問)がようやく終了し、とりあえず生きたまま火あぶりにされる危険が遠のいたばかりのヨーロッパのユダヤ人社会の雰囲気が伝わってきます

この半世紀後には、ナチスドイツによるユダヤ人狩りが始まり、異端裁判とは比較にならない数のユダヤ人が虐殺されます

今また世界は、中国コロナや不景気による社会不安が巻き起こっています

キリスト教徒が不安とイライラに駆られると、極端な宗教的不寛容が復活し、他宗教や多民族に対する攻撃性が高まり、悲劇が繰り返されるかもしれません

欧米では、アジア系に対する暴力事件も多発していますから、日本人が攻撃のターゲットになる可能性も排除できません

((((;゚д゚))))

 


読書 ユダヤ人

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ユダヤ人とは何か?」という問いに対する答えの一つとして、歴史的な名著とされている本です

読んでいると、ユダヤ人は全面的に哀れな被害者であり、悪いのは全て「反ユダヤ主義者」だと断定していて、20世紀を代表する思想家サルトルにしては、ずいぶん善悪二元論で話を単純化しているなぁと感じます

この本のフランス語版の原著が出版されたのは1954年、戦後9年が過ぎたころですが、元となる原稿が書かれたのは1944年、大戦の真っ盛り、ドイツがユダヤ人を毎日ガス室で大量虐殺していたときでした

当時サルトルの母国フランスはドイツ軍に占領され、アメリカ軍によって解放されたばかりという状況で、ドイツ人に対する憎しみが満ちていたころですので、分からないこともありません

ただし、ユダヤ人の屈折し複雑な状況心理に対する洞察は、さすが天才哲学者だなぁと思わせるものがあります

最後に、ではどうすればいいのかという方法論の話になると、社会主義革命が必要だとしており、当時の時代精神がいかに現在と違っていたかを、まざまざと見せつけられます

サルトルは1980年に亡くなっていますが、その後ソビエト連邦が崩壊し、中国共産党がチベット人を大虐殺して民族絶滅に追い込み、ウイグル人を強制収容所へ送り、自由を求める香港人を弾圧している現状をもし彼が見たら、どう考えるでしょうか?

(^_^;)

 

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香港国歌条例

中国の国歌は戦争礼賛である。

歌詞は次のようだ。

いざ立ち上がれ 隷属を望まぬ人々よ!
我等の血と肉をもって
我等の新しき長城を築かん
中華民族に迫り来る最大の危機
皆で危急の雄叫びをなさん
起来! 起来! 起来!
万人が心を一つにし
敵の砲火に立ち向かうのだ!
敵の砲火に立ち向かうのだ!
進め!進め!進め!

こんな歌を、今後は香港でも強制される!

6/4、人々が天安門事件の犠牲者を追悼している隙を狙った香港議会は、中国国歌への侮辱行為を禁じる「国歌条例」を抜き打ち可決した。

中国国歌の替え歌などの侮辱行為を禁止する「国歌条例案」の採決に際して、民主派議員らは悪臭液を議場に散布するなどして抗議したが、なにしろ過半数を占めるのはゴマスリ親中派である。

国歌条例に違反すると、禁錮3年とならびに70万円の罰金が科せられる。

次のように歌詞を変えたら、現在の香港市民にふさわしい。

しかし、このような替え歌を歌うと、今後は「国歌条例」で厳罰に処せられます。

いざ立ち上がれ 隷属を望まぬ香港市民よ!
我等の血と肉をもって
我等の新しき長城を築かん
香港市民に迫り来る最大の危機
皆で危急の雄叫びをなさん
起来! 起来! 起来!
万人が心を一つにし
共産党の砲火に立ち向かうのだ!
共産党の砲火に立ち向かうのだ!
進め!進め!進め!

 

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 日本やイギリスのような君主国と違って

共和国の多くは 革命(内戦)で建国しているので

 国歌には戦争礼賛が多いです

特に革命の本家本元 フランスの国歌は

 非常に過激です  (^_^;)

 

 

フランス共和国国歌

1.
いざ祖国の子らよ!
栄光の日は来たれり
暴君の血染めの旗が翻る

airgun_women_syufu戦場に響き渡る獰猛な兵等の怒号
我等が妻子らの命を奪わんと迫り来たれり

武器を取るのだ、我が市民よ!
隊列を整えよ!
進め!進め!
敵の不浄なる血で耕地を染めあげよ!

2.
奴隷と反逆者の集団、謀議を図る王等
我等がために用意されし鉄の鎖
同士たるフランス人よ!
何たる侮辱か!何をかなさんや!
敵は我等を古き隷属に貶めんと企めり!

 

武器を取るのだ、我が市民よ!
隊列を整えよ!
進め!進め!
敵の不浄なる血で耕地を染めあげよ!

3.
何と、我が国を法で縛ろうというのか!
何と、金で雇われた傭兵共の集団で
我等の誇り高き戦士を打ち倒そうというのか!
我等を屈服せしめるくびきと鎖
我々の運命を支配せんとす下劣な暴君共よ!

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武器を取るのだ、我が市民よ!
隊列を整えよ!
進め!進め!
敵の不浄なる血で耕地を染めあげよ!

4.
打ち震えるがいい、暴君共そして反逆者等よ
恥ずべき者共よ
打ち震えるがいい、恩知らずの企みは
報いを受ける最後を迎えよう
国民すべてがお前達を迎え撃つ兵士なり
たとえ我等の若き戦士が倒れようとも
大地が再び戦士等を生み出すだろう
戦いの準備は整った

武器を取るのだ、我が市民よ!
隊列を整えよ!
進め!進め!
敵の不浄なる血で耕地を染めあげよ!

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5.
我等がフランス人よ、寛大なる戦士たちよ
攻撃を控えることも考えよ
我等に武器を向けた事を後悔した哀れな
犠牲者達は容赦してやるのだ
ただしあの残虐な暴君と
ブイエ将軍(→)の共謀者等は別だ
冷酷にも母体を引き裂いて生まれ出でし
暴虐な虎共には容赦無用なり!

武器を取るのだ、我が市民よ!
隊列を整えよ!
進め!進め!
敵の不浄なる血で耕地を染めあげよ!

6.
復仇を導き支えるのは神聖なる愛国心なり
自由よ、愛しき自由よ
汝を守る者と共にいざ戦わん
御旗の下、勝利は我々の手に
敵は苦しみの中、我々の勝利と栄光を
目の当たりにするだろう

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武器を取るのだ、我が市民よ!
隊列を整えよ!
進め!進め!
敵の不浄なる血で耕地を染めあげよ!

7.
我々は進み行く 先人達の地へ
彼等の亡骸と美徳が残る地へ
延命は本意にあらず
願わくは彼等と棺を共にせん
取らずや先人の仇、さもなくば後を追わん
これぞ我々の崇高な

武器を取るのだ、我が市民よ!
隊列を整えよ!
進め!進め!
敵の不浄なる血で耕地を染めあげよ!

 

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それに引き替え 我が君が代

 眠くなりそうな おだやかさ  (^_^;)

 

 


コロナ犬

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 ウソつきを嗅ぎ分けられる犬が

  いるといいんだけど  (^_^;)

 

新型コロナウイルスのにおいを、犬が嗅ぎ分けられるかもしれない。

犬には、乳がんや前立腺がんといった別の病気を嗅ぎ分けられる能力があるからだ。

フランス・コルシカ島では、消防士たちが新型ウイルスの嗅ぎ分け方を犬に教え込もうとしている。

ロックダウンが解除された後に、空港などで新型ウイルス感染者を特定するのに役立つかもしれないと期待されている。

この取り組みは、イギリスやアメリカなど複数の国で行われている大規模実験の一部だ。

 


映画 ダ・ヴィンチ・コード

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期待したほど面白くはなかった

カトリック教会の正統性とか、キリストは神か人間かとか言われても、日本人である私にはいま一つピンと来ない

古代史ミステリーなら、諸星大二郎のマンガの方が面白い

日本で言えば、天皇家の正統性を揺るがす大秘密、といったところでしょうか?

(^_^;)