火曜日, 20 of 10月 of 2020

小型飛行監視ロボット

 
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これはスゴイなー! 「空飛ぶ番犬ポチ」
こーゆー技術って軍事用だけかと思ってたけど、家庭用でビジネス採算に乗る時代になったんだねー
犯罪者のクルマを自動で追いかけたりとか、用途開発の可能性の広さを感じます
他にもいろいろ応用(悪用も?)が利きそうだし、マニア向けのキットもきっと出るでしょー
「飛行ロボットファン」「飛行ロボットの友」「飛行ロボットライフ」なんて雑誌も出るかも~
低価格化と共に、静音化、小型化、飛行長時間化が期待されます
久しぶりに、むかし模型オタクだったころの熱い血が騒ぎました
ただ、これがそこら中をブンブン飛び交うのは、ちと鬱陶しいね (^_^;)

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警備会社として知られるセコムは12月26日、民間防犯用としては世界初となる自律型の小型飛行監視ロボットによるセキュリティサービス計画を発表、その試作機によるデモンストレーションも実施した。
今回の小型飛行監視ロボット(画像1~6)は、独Ascending Technologiesが開発した飛行台車をプラットフォームとして使用。スペックは重量が1.6kgで、4発ローター式である。愛称はまだない。
飛行台車プラットフォームに、画像処理技術や画像分析技術、ロボット技術、センシング技術、人物追跡技術、ロボット技術、さらにセコムグループのセ コムトラストシステムズ、アット東京、パスコなどのデータセンター技術、情報セキュリティ技術、空間情報の処理・解析技術も盛り込んで開発された。

画像1。発表が行われたセコム本社ビル2階のセコムホール内を飛行する小型飛行監視ロボット 画像2。通常時はこのように待機しており、異常事態が発生すると、すぐさま飛び立てるようになっている
画像3。小型飛行監視ロボットを上方から 画像4。ローターのアップ
画像5。LEDのサーチライトを2器装備 画像6。レーザーレンジファインダを搭載し、対象物との距離を正確に計測する

大きな特徴として、これまでセコムが開発してきたオンライン・セキュリティシステムや監視カメラシステムなどに組み込める仕様となっており、敷地内 への侵入に対してより的確に対応し、侵入者の特徴や不審な車両のナンバーなどを確実にとらえることを目的としている(画像7・8)。
具体的には、不審者・不審車両が敷地内に侵入した場合、それを防犯用のレーザーセンサがキャッチし、位置情報をオンライン・セキュリティシステムを 経由して無線通信によりロボットに通達。同時にセコムのコントロールセンターにも通達され、すぐさま警察にも通報される(画像9)。
それを受信した後にロボットが自動的に飛行を開始し、レーザーセンシングや画像認識により対象に接近していく。ただし、攻撃を受けても届かない(硬 いものを高速で投げつけられたり、銃火器で撃たれたりした場合は別だが)一定の距離を置いて追跡する仕組みで(画像10)、対象の周囲を飛行し、その特徴 を画像に記録してセコムに送信するという仕組みだ。

画像7。車両の後方に回り込んで、ナンバーを撮影。不審車両役は、「セコム ロボット X」 画像8。せっかくなので、セコム ロボット Xも紹介
画像9。サービスのイメージ(公式サイト報道資料より抜粋) 画像10。不審者の周囲を旋回飛行し、顔などを撮影し、コントロールセンターに送信する

もちろん、ロボットが犯人や不審車両を撃退するというわけではなく、犯人逮捕のための証拠を確保して、後に警察が逮捕をしやすいようにするのが目的 であるし、それによって抑止力となることを狙っているというわけである。逃走した場合も逃走手段や方向を撮影できるし、監視カメラの死角の場合も犯人の撮 影などを行えるというわけだ。
色味が最も自然に見える、太陽光に近い波長のLEDライトを2器備えており、夜間でも不審車両の車体色、犯人の服装などを極力正確に見分けられるという(さすがに無線通信なので高解像度というわけにはいかない)。ロボットからの映像は、公式サイトの報道資料ページ内の動画ページにて公開されているので、興味のある方はご覧いただきたい。
なおロボットは契約者の敷地内での運用を想定しており、あらかじめプログラムで指定して飛行可能エリアを設定する仕組みだ。他者の私有地はもちろ ん、一般道などでの追跡なども行わない。また撮影の角度によっては、敷地外の個人宅などを撮影してしまう可能性もあるが、これらはすべてマスキングをかけ て処理をする仕組みである。おおよその飛行範囲は、500mから1kmほどだという。
今回、このロボットを開発するに至ったきっかけは、前田修司社長(画像10)によれば、同社が50周年を迎え、世の中のインフラも整ってきて、ロ ボットによる防犯が実現できるめどが立ってきたことから、2年前に執行役員で同社のIS研究所所長の小松崎常夫氏(画像11)に開発を命じたという。

画像11。セコムの前田修司社長。今回のロボットを導入してさらに犯罪の起きない世の中にしたいとした 画像12。セコムIS研究所所長の小松崎常夫氏。今回のロボットの開発を行っている

また、サービスインして最初は企業での利用を想定しているが、ゆくゆくは一般家庭での利用も考えているとした。その際、家族が帰ってくる度にロボットが飛び立たないよう、ICタグ的なものを持たせるとしている。
今回発表されたのは試作機であり、実用化に向けて現在も研究開発が進められており、予定では2015年に商用化だが、会見での前田修司社長によれば、2014年には商用化を行いたいとしている。そのほか、海外にも顧客が多数いることから、海外展開も考えているとした。

動画
動画1。ロボットの飛行の様子と、不審者の周囲を飛ぶ様子。知識がない泥棒なら、こんなロボットがいきなり飛んできたらさぞかし驚くことだろう
動画2。対象物が車両であっても(しかも、一般的な形状でなくても)認識して追跡し、車種や車体色、ナンバープレートといった情報を収集する

 
 


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