水曜日, 2 of 12月 of 2020

読書 異次元の色彩

異次元の色彩 クトゥルフ神話の原点 (クラシックCOMIC)_01

表題作「異次元の色彩」はラブクラフトの1927年の作品

作者としては会心の出来で、雑誌掲載も即座に決まり、大いに喜んだ訳ですが、受け取った原稿料はわずか25ドルで、1世紀前とは言えこれは余りにも安く、当時のホラー作家の置かれていた地位の低さがうかがわれる

同じような侘しい話は、わずか半世紀前の日本の漫画界にもあり、つげ義春の漫画には常に「漫画では食えない」という絶望感が付帯している

いまアニメ「鬼滅の刃」が大ヒットして、興行収入が早々と200億円を突破したのを見ると、隔世の感がある

「異次元の色彩」は落下した隕石にまつわる奇怪な事件を扱っているが、何かのきっかけで平穏な日常が破壊されていく不気味さが見事に表現されている

監修者の森雅夫が、それはチェルノブイリや福島の原発事故に酷似していると述べている

今で言えば、中国コロナによる日常生活の破壊が該当するように思える

((((;゚д゚))))