金曜日, 30 of 10月 of 2020

読書 歴史の旅9 長崎

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地域にはそれぞれ注目された時期がある

福岡県は2000年前の奴国、戦国~江戸の博多商人、戦後の筑豊や三池の炭鉱や八幡の製鉄所

長崎県は、江戸時代の南蛮紅毛貿易、そして原爆被災

特に江戸時代は日本で唯一の貿易港だったので、特有の開放的な雰囲気がある一方、貿易と共に入って来る宗教を防ぐためのキリシタン弾圧の歴史もある

今(本書の出た昭和48年)でも隠れキリシタンの伝統を守って、カトリック教会に属さない村もあるという

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は世界遺産にもなっていて、世界のキリスト教伝道史の中でも特筆すべきページとなっている

ローマ帝国で公認されてから、キリスト教は支配的な宗教になり、世界を植民地化する中で、常に他教徒や異端者を弾圧・虐殺する側だったので、弾圧・虐殺されたのは珍しい

当時は中国貿易も許されており、オランダ人の数倍の中国人が唐人町に住んでいた

実際に長崎の街を歩くと、オランダより中国の影響が多く残っているように感じる

長崎県の地図(↓)を見ると、非常に複雑な地形をしていて天然の良港が多い

しかも壱岐対馬経由で朝鮮半島や大陸に通じていたので、まさに貿易のためにあるようなエリアだった

明治以降は、横浜や神戸に貿易港の座を奪われ、造船の街になっている

(^_^;)

 

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