土曜日, 26 of 9月 of 2020

読書 古代史謎解き紀行3 九州

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反藤原史観の旅ガイド3冊目

今回は、邪馬台国の候補地であり、魏志倭人伝に登場する小国が群立した、北九州を中心に扱う

今回も、大和朝廷成立前後の争乱と権力闘争について、大胆な仮説を提示している

邪馬台国のヒミコや、その跡継ぎとされてきたトヨをはじめ、天皇家や物部氏の祖先が登場して、激しい離合集散の権力闘争を繰り広げている

非常に複雑な動きなので、まだよく理解しきれていない

千数百年前とはいえ、当時の各勢力圏のトップが権謀術数の限りを尽くしたのだから、複雑な動きになる方が当然だろう

九州の高良山、日田、宇佐、宗像、遠賀川、野間岬、対馬、山陰の豊岡など、今ではどうということのない場所が、当時の戦略上の最重要地点だった

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当時も今の中国コロナと同じように疫病が流行し、これが権力闘争に大きな影響を与えている

大和朝廷成立前後の勢力圏の間の激しい権力闘争の目的の一つは、鉄の争奪戦だった

当時の日本には鉄の産地が乏しく、朝鮮半島南部からの鉄の流入路をめぐる争いが、やがて大和朝廷という連合政権を生み出してゆく

近代とおなじように、当時も「鉄は国家なり」だった

本書とは直接の関係はないが、漫画家の星野之宣による「宗像教授シリーズ」は、鉄をテーマとした古代史を扱っていて、大変に面白い

(^_^;)