金曜日, 27 of 11月 of 2020

読書 古代史謎解き紀行2 出雲

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反藤原史観に基づく古代史旅ガイドの2冊目

と言うか、旅ガイドと呼ぶには余りにも大胆な古代史仮説を提示している

日本書紀の出雲神話に代表される「出雲」とは、実は狭い意味での出雲だけではなく、吉備、北陸、東海などの古代勢力グループを含んでいるとの仮説

当時の日本列島では、北九州勢力が朝鮮半島経由の文化と鉄を手に入れて大きな勢力となっていたが、「出雲」グループはそれに対する反対勢力を形成し、初期大和朝廷(纒向遺跡)を形成してゆく

この「出雲」グループを主導したのは吉備の勢力で、これが物部氏であろうと著者は推理する

やがて大和朝廷に最後の参加者として、北九州勢力(のちの天皇家)が加わることになる(これが神武東征神話になる)

大胆な仮説の裏で、非常に緻密な(複雑な)論証を組み上げてあるので、読んでいて論理展開についていくのにかなり骨が折れる

まだ十分には理解し切れていないのだが、藤原不比等という天才が仕組んだ、壮大な推理小説を読んでいるような楽しさがある

(^_^;)

 

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▼古代の出雲大社(復元想像図)

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