月曜日, 19 of 10月 of 2020

読書 魔女狩り

森島 魔女狩り _01

魔女狩りについては、すでに何冊か読んできたが、本書が最もバランスよく整理してまとまられているように感じた

何度読んでも、吐き気のするような残忍さと偽善性である

魔女狩りの残忍さは、何に由来するのか?

一つの仮説だが、人種や民族のような人間集団の残忍さは、過去数千年にわたる生存環境の過酷さに比例するように思われる

荒地や砂漠、寒冷地といった厳しい生存環境、そして食糧や土地をめぐる他民族との抗争という過酷な環境で生き抜いて来た民がいた

彼らは常に

 味方と敵(神と悪魔=善と悪=光と闇)

という二元論的思考を持ちやすく、やがて一神教の信仰を持つに至った

生存環境が、二元論的傾向をもたらし、一神教を生み出した

そして一神教の民は、自分を神の側(正義)だと確信した時に、悪魔(敵、異端、魔女)に対して、悪魔さながらの徹底的な残忍さと偽善性を発揮する

まさに、神と悪魔は紙一重となる

神の存在を確信した「正義の人」は、喜び勇んで、徹底的に悪を行う(パスカル)

いま香港に「国家安全維持法」を統括する、中国共産党の幹部が派遣された

彼は共産主義イデオロギーを確信し、自由を求める人々を魔女と決めつけ、厳しい魔女狩りを開始して、「正義の人」になろうとしている

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