火曜日, 11 of 8月 of 2020

銀行の午後

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午後5時まで窓口業務をやっている銀行もあるけれど、多くの銀行は午後3時で終わる。

窓口を閉めたら銀行の仕事も終わって「銀行員は早く帰れていいなぁ」と誤解する人は少なくないようだ。

ところが実際には、窓口業務が終わってからが銀行員にとって本当の戦いの始まり。

「窓口を閉めてからの業務を“締め上げ”といいます」

とある支店で営業職だったBさんが、締め上げについて教えてくれた。

「その日、営業成績の悪かった営業マンを締めるわけじゃありませんよ(笑)。

 1日の勘定を集計することを指す言葉で“日締め(ひしめ)”ともいいます。

 出たお金と入ったお金を集計して、1円でも合わなかったら合うまでやり直します」

また一昔前の銀行では、窓口を閉めた後

「だいてください」

という意味深なワードが飛び交っていた。

女子行員が「先輩、だいてください」といえば、言われたほうの男子社員も「はいよ」と返事する。

あっちでもこっちでも「だいて!」「早く、だいて」なんて、事情を知らない人が聞いたらドキッとするような言葉が飛び交う。

「だいて」とは、代金取立手形のこと。

窓口業務が終わったシャッターの向こうでは、手形の処理も行われていたのだ。

やがて手形自体が使われなくなっていくにしたがって、最近は「だいてください」も聞かれなくなったという。