土曜日, 11 of 7月 of 2020

読書 歴史をみる眼

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2004年に一度読んでいるので、16年ぶりにまた読みました

「歴史とは何か」という問いに答える名著だと思います

1964年、前回の東京オリンピックの年に出た本なので、すでに半世紀以上たっていますが、著者の専門である西洋中世史への言及が多いので、さほど古さを感じません

現在から歴史に対して適切に問いかけをすれば、歴史は豊富な回答を与えてくれる、というのが著者の主張ですが、本書の中の「現在」は1964年、東西冷戦やマルクス主義全盛、日本の高度経済成長の期間なので、今昔の感は否めません

人類の歴史は、共同体規模が拡大する歴史であるとして、EECの拡大などを論じていますが、半世紀過ぎて、それはEU統合やグローバリズムとして現実化しました

今はむしろ揺り戻しで、EUのタガがゆるみ、反グローバリズム運動が目立っています

これは一時的な揺り戻しで、大きな流れは共同体規模の拡大だとは思いますが、人類が一つの共同体にまとまるには、まだ数百年かかるような気がします

その前に核戦争で、人類が滅亡する方が早いかな?

(^_^;)