金曜日, 25 of 9月 of 2020

読書 ルネサンス書簡集

6945著者ペトラルカは、ルネサンス期の詩人

宗教改革者が激しい弾圧で悲惨な人生が多いのに対し、彼は若くして桂冠詩人となり、ローマ教皇を始め、当時の聖職者、国王、文学者たちと親交を深め、外面的には優雅で華やかなスター人生

しかし彼は、同時代人よりも、キケロやウェルギリウスなど古代ローマへの憧憬が非常に強く、古典を渉猟してルネサンス運動の強力な推進者となる

本書にはキケロへの書簡さえ含まれる

徒然草の「見ぬ世の人を友とするぞ、こよなうなぐさむわざなる」に通じる

外的条件から、あるいは自発的に数年ごとの転居を繰り返し、旅を好んだので、放浪詩人とも呼ばれる

晩年は研究・著作したいテーマの多さと、残された人生の短さとのギャップから、「時間が貴重だ」と強調する

松本清張が晩年、「残された時間との闘いだ」と言いつつ、多くの作品を生み出し続けたのを思い出す

(^_^;)