木曜日, 1 of 10月 of 2020

テレビの劣化

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 知性の高い人は主にネットから情報を取るようになり

  テレビ視聴者の平均的な知性が低下しているので

 番組もそれに合わせて劣化しているのでしょう  (^_^;)

 

中国コロナウイルス問題の報道で、テレビが大きな影響力を及ぼしている。

テレビには、中国コロナウイルス問題に関して、実に大量の情報が流されている。

ワイドショーには、無責任なタレント・コメンテーターが出演して勝手な感想をしゃべっている。

彼らは主に、自分の発言がウケるか(笑いを取れるか)という観点から発言している。

少なくとも中国コロナウイルスに関するテレビ報道においては

医学や防疫の専門家でもないタレント・コメンテーターは有害無益である。

ワイドショーは言わずもがな、純粋のニュース番組においても問題があると思う。

それはニュースの報道に、しきりに演出の傾向が見られるようになってきたからである。

用意された原稿を読み上げて事実関係を伝えるニュースを「ストレートニュース」というが、以前はすべてこのスタイルだったと記憶する。

それがいつしかニュースに過剰な演出が施されるようになった。

テレビであるから、映像に関しても問題はあるのだが、この際、私が注目したいのは映像の部分より、音声の部分である。それには2つの種類がある。

1つは、人間の言葉による説明で、アナウンサー以外の、「ナレーター」を多用するるようになった。

しかもその調子が、ウケよう、盛り上げようとするためか、極めて情緒的、感情的である。

つまり不必要にオーバーな表現になっている。

もう1つは背景音楽、つまりバックグラウンドミュージックである。

暗いニュースの場合には、不安感をあおるような不気味な音楽が使用される。

以上のようなテレビの劣化が、いっそう顕著に表れたのが、今回の中国コロナウイルスの報道である。

そもそも、深刻な問題であればあるほど、冷静に淡々と報道しなければならない。

過剰な演出が加わると、それはドラマチックになって、かえってリアリティーが失われてしまい、本来持つべき警戒心も損なわれてしまう。

テレビのスタジオは、集まる、近寄る、閉鎖空間の、いわゆる集近閉(しゅうきんぺい)の典型的空間であったが、3月末ごろから急に離れて座るようになった。

つまり、それ以前は中国コロナ対策に本気で取り組んでいなかった証拠である。

中国コロナウイルス問題が、当初よりかなり長期化せざるを得ないと予想される現在、テレビメディアには、演出を排した、一層冷静な報道姿勢が求められる。