金曜日, 10 of 7月 of 2020

治療薬「アビガン」効いた!

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先月、中国コロナウイルスへの感染が確認され髄膜炎を発症していることが明らかになった20代の会社員の男性が、治療薬「アビガン」の投与などを行った結果、症状が重い状態を脱して快方に向かっていることが入院先の病院への取材で分かりました。

3月7日、中国コロナウイルスへの感染が確認された20代の会社員の男性は、入院先の山梨大学医学部附属病院で髄膜炎を発症していることが明らかになり、意識障害があるなど症状が重い状態になっていました。

病院によりますと、男性は集中治療室で人工呼吸器をつけて治療を受け、新型インフルエンザの治療薬「アビガン」の投与などを行った結果、3月19日に人工呼吸器を外せるまでに回復し、25日には集中治療室から一般の病室に移ったということです。

また、現在はPCR検査も陰性となり、話をすることができるほか、自分で食事をとったり歩いたりすることもできるということです。

一方で、中国コロナ発症前後のことについては「よく覚えていない」と話しているということです。

病院によりますと、1週間後をめどに、リハビリのできる病院に転院するか退院する予定だということです。


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安倍晋三首相は3月28日、首相官邸で記者会見し、中国コロナウイルスに感染した患者に対し、臨床研究(観察研究)として使い始めている新型インフルエンザ治療薬「アビガン」(一般名ファビピラビル)について、薬事承認を目指す考えを示した。

「正式に承認するに当たって必要となる治験プロセスも開始する考えだ」と述べた。

アビガンは新型インフルエンザ治療薬として備蓄されているが、中国コロナウイルスの治療効果が確認されたとの報告が出ている。

安倍首相は「世界の多くの国から関心が寄せられている」として、薬の量産を開始するとした。

ただ、アビガンについては妊婦が服用すると胎児に副作用が出るおそれが指摘され、新型インフルエンザ薬としても従来の治療薬では効果がないか不十分なときに限って使用が認められている。

また、膵炎の治療薬「フサン」(一般名ナファモスタットメシル酸塩)についても、観察研究として、中国コロナウイルスに感染した患者に対し、事前に同意を得たうえで使い始める考えも表明した。