木曜日, 22 of 10月 of 2020

大英帝国は、まずい料理のたまもの

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 【猫缶】 日本ではネコが食べているが
   イギリスでは人間が食べている?  (^_^;)
 
【まとめ】
・英国人にとっても美味しくない英国料理。
・英・19世紀以前は、ラテン文化を受容し、豊かな食文化があった。
・英の現代の食文化は、産業革命がもたらした副産物。
 
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英国ロンドンで、現地発行日本語新聞の仕事をしていた話を、幾度かさせていただいたが、当時知り合ったSF作家の友成純一氏に、ロンドン暮らしをテーマとしたエッセイを連載していただいたことがある。
後にその連載は『ローリング・ロンドン』というタイトルにて扶桑社より出版されたのだが、最初に英国料理を食べた感想は、「あまりにもまずかったので、なにを食べたか忘れた」という一節がある。
私自身、英国での生活を題材にしたエッセイはかなりの数を発表し、出版していただいているが、かの国の料理をほめたためしはない。
そもそも英国内においてすら、自国の料理はあまり高く評価されていないのだ。
ロンドンに渡る前、東京・神田の岩波ホールで開講していた、ブリティッシュ・カウンシル公認という触れ込みの英語学校で特訓を受けたのだが、そこの講師(もちろん英国人)が、ロンドンの料理について、「ノット・ベリィ・エキサイティング」と表現していた。あまり楽しめたものではない、くらいのニュアンスだろう。
で、実際にロンドンで食べてみたら、たしかに、

これはただ事ではない! というくらいまずかった

失礼ながら友成氏よりは記憶が確かなのか、なにを食べたか忘れた、とまでは言わない。
 
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ロンドンでは猫缶を人間に食わすのか、と言いたくなるようなミートローフに、くたくたになるまで煮込んだ野菜が添えられていたことまでは覚えている。
こんな按配だから、日本人と同じくらいか、それ以上に食にこだわりのあるフランス人が、英国料理をバカにすることと言ったら……「大英帝国は、まずい料理のたまもの」などと真面目に言う人までいるのだ。
フランス人は、たとえ海外に出ても、自国の料理が恋しくなるので永住はなかなか難しい。
そこへ行くと英国人は、どこの国の料理を食べても,自国のそれよりはおいしいと感じるものだから、新たな領土に骨を埋めることができる。
だから英国は、フランスよりもはるかに広大な植民地を得ることができたのだ、という理屈なのだとか。
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こうも言えますね。
日本人は、たとえ海外に出ても、和食が恋しくなるので、永住はなかなか難しい。
そこへ行くと中国人は、どこの国に進出しても、自分たちで中華料理屋を始めるので、新たな土地に骨を埋めることができる。

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