土曜日, 26 of 9月 of 2020

新宿クラシックカメラ博

レンズグルメ必見の夏のイベントといえば、新宿高島屋で開催される中古カメラの展示即売会もそのひとつだろう。
今年も8月21日から 11階催会場にて「第6回新宿クラシックカメラ博」として開催されている。
ここではその様子をお伝えするとともに、筆者が独断と偏見で見つけたミラーレス などで楽しめそうなオールドレンズを紹介する。
「第6回新宿クラシックカメラ博」は8月27日水曜日まで新宿高島屋11階催会場で開催される。
営業時間は10時~20時まで(最終日は18時閉場)。

 

カメオタの祭典です!
私はスマホのカメラですけど (^_^;)

前述のとおり新宿クラシックカメラ博は、毎年夏に開催される中古のカメラ・交換レンズなどの即売フェアだ。
現在の場所で開催されるよ うになって今年で6年目。
古カメラマニアの間ではすっかり定着した感のあるイベントである。
ちなみに、今回はオーストリアからの参加を含む計21のカメ ラショップが出店している。
主催する写真機商振興会の代表である日東商事 川田氏に、今回のカメラ博の様子をうかがったところ「昨年より出だしがよい。カメラ博の初日午前というと外国人バイヤーが近年目立つが、今回は日本人のカメラ愛好家も多く、それが要因ではないか」と話す。

国内外の貴重なカメラ、交換レンズなどもショーケースに並び、見るだけでも一見の価値がある。

実際、初日午前の会場の様子は、平日ながら多くのカメラ愛好家で賑わい、ショーケースを見ている横で高額なカメラや交換レンズが売れていく。見たいアイテムをショーケースから出してもらうには、順番を待たなければならないほどである。
しかも写真機商振興会としては年1回の中古カメラ市となるだけに、各ショップが厳選したカメラや交換レンズが一同に並ぶのも魅力。も ちろん通常の店舗を1軒1軒歩き回るよりも遥かに効率よく目指すアイテムが見つけられ、比較検討できることはいうまでもない。川田氏に今回の売れ筋はと訊 くと「やはりレンズが出ています。手頃な値段になってきている大判も数のわりにはよく出ている」という。

デジタルカメラも並ぶショーケース。そのほかペンタックス645DやニコンD4など高級デジタル一眼レフも多数出品されている。

「カメラや交換レンズを売るだけでなく、文化的な催し物も行っております。来場者の方々により広く楽しんでもらいたい」というとお り、トークショーなど用意されているのもこのクラシックカメラ博の特徴。23日土曜日には本誌でお馴染みの写真家 塙真一氏、24日日曜日にも同じく写真家 澤村徹氏によるトークショーを開催するほか、魚返一真写真塾グループ展を期間中開催。また、「パナソニックLUMIX 4Kの世界」と称した特設体験展示コーナーも開設する。さらに、土日限定のジャンク市も行われる予定で、毎日会場に通いたくなるほどである。
第6回新宿クラシックカメラ博は27日水曜日まで開催される。カメラショップ店員の方々とも気軽に話ができる絶好のチャンスでもあるので、オールドレンズを楽しみたいミラーレスユーザーはぜひ足を運んでもらえればと思う。

新宿高島屋はJR新宿駅南口よりすぐのところにあるデパート。場所柄、ファミリーやカップルで行っても同行者を退屈させないはずだ。

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【注意】掲載した商品は、取材時のものです。すでに完売や予約済みになっている場合があることをご承知置きください。
 

わずかな期間しか製造されなかったシグマAF TELE CONVERTER ×1.4。現行のテレコンに描写は及ばないが、オールドレンズと組み合わせて遊ぶのも楽しい。(元町カメラ)

試作品のオートロッコール48mm F2.5。恐らくはこの発展型がロッコールTD 45mm F2.8だろう。このようなレンズと出会えるのもクラシックカメラ博ならでは。(元町カメラ)

M42マウントのSMCペンタックスSOFT 85mm F2.2。昭和60年頃の製造で、Kマウントのものを流用している。貴重な未使用品。(元町カメラ)

マウンテンニッコールことニッコール-P 10.5cm F4。レンズ構成は3群3枚のトリプレットとする。元々はニコンSシリーズ用のものをFマウント化したもの。(関根カメラ)

OMシステム黎明期、M-1時代のズイコー100mm F2.8。ベゼルにはOM-SYSTEMではなく、M-SYSTEMと表記されている。(関根カメラ)

コムラーテレモア95は距離計連動用の×2テレコンバーター。レンズ側がMマウント、カメラ側がLマウントになっており、さらにM-Lリングを備える。(関根カメラ)

このところ見かける機会の減少している大口径のMCロッコール。そのなかでもポートレート撮影など出番の多そうなオートテレロッコールPF 100m F2。(スズキカメラ商会)

タクマー58mm F2は、初代アサヒペンタックス用のレンズとして登場。プリセット絞りを採用するが、ミラーレスならこちらのほうが使い勝手はよい。(スズキカメラ商会)

ハーフサイズ用のヘキサノンズーム47-100mm F3.5。ライカ判とハーフサイズに切り換えられるオートレックス/オートレックスP用と推測される。(スズキカメラ商会)

ARシリーズ用レンズとしては時代的に新しい部類に入るUCフィッシュアイヘキサノンAR 15mm F2.8。コンパクトな対角線魚眼レンズだ。(ワカイカメラ)

細い鏡筒が時代を感じさせるペトリ400mm F6.3。ミラーレスと組み合わせれば野鳥撮影など楽しめそうだ。値ごろ感あるプライスタグも魅力。(ワカイカメラ)

トキナーの単焦点レンズ。RMCはレインボーマルチコーティングの略。この当時のレンズメーカーはこぞって28mm単焦点レンズをリリースしていた。OMマウント。(日東商事)

シルバーの鏡筒が印象的なオートヤシノンDX 50mm F2。ヤシカJおよびTLシリーズ用のレンズとしてM42マウントを採用する。富岡光学製であるかは不明。(日東商事)

Lマウントのフジノンといえば大口径のものが注目されがちだが、このクラスも侮れない。本レンズはレオタックス用として供給されたものだ。(鈴木特殊カメラ)

東京光学が1950年代半ばにリリースしたトプコール3.5cm F2.8。特徴的なのは専用のファインダーで、レンズよりも大きいブリリアントファインダーを採用。(鈴木特殊カメラ)

一眼レフの使用ではミラーアップが必要なニッコール-O 2.1cm F4。レンズ後玉が思いのほか出ているためミラーレスでの使用の際は注意が必要。(セキ写真)

大口径のキヤノンLマウントレンズ。重量級の鏡筒は、いい絵の撮れる気配が漂う。ボケ味が見てみたいレンズだ。ファインダーが付属。(セキ写真)

イタリア製のハーフサイズカメラ、デュカティ(ドカティ)とその交換レンズ群。マウントは独自のものを採用する。画面右上の120mm F5.6の売価は税込25万5,000円。(ライカショップ)

ドイツらしい響きのシュタインハイル社製カッサロン40mm F3.5。M42マウントを採用するので、一部のデジタル一眼レフでも使用が可能だ。(ライカショップ)

一時期にくらべタマ数が減ったように思えるキヤノン50mm F0.95。掲載したレンズは状態がたいへんよく、オリジナルのフードも付属する。(カメラのヤマゲン)

ズノーは他のカメラメーカーにレンズを供給していたことでよく知られたメーカー。本レンズは元々ネオカに付属していたもの。(カメラのヤマゲン)

魚返一真写真塾による写真展も同会場で開催。展示は、すべてモノクロのポートレートだ。

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