日曜日, 25 of 10月 of 2020

北京でも猫カフェブーム

img_sp_01北京で事業を営むYuan Yipengさんは他の自営業者と同じ悩みを抱えている。
家賃のことはもちろん、2100万人の業者がひしめく北京で自分の店をいかに目立たせるかといった問題だ。
一方、Yuanさんは他の自営業者と違い、約80匹のネコと夢を共有している。
北京には「猫カフェ」ブームが根付いている。
猫カフェの熱烈なファンであるYuanさんは昨年、胡同付近の閑静な場所に十数匹のネコとカフェをオープン。
ここでは同氏の飼うネコのさまざまな表情をあしらった商品が販売されている。
店内では30匹のネコが居眠りし、鳴き声を上げながらうろつき回る。
Yuanさんはこれ以外にも、胡同に別の物件を借り、40-50匹のネコを住まわせている。

「北京を見て回ったが、遊べる場所が全くないと心から感じた」とYuanさん。「公園や映画館はあるが、他の娯楽施設は何があるのか」と言う。Yuanさんの前職はゲームソフトの開発だ。
こうした中、Yuanさんは自分で質が高いと感じる娯楽を作り出すことに決め、コーヒーをすする客のそばでネコが寝転がる、古くさい臭いのする喫茶店の経営に乗り出した。(Yuanさんによると、ネコの立ち入りが禁止されているキッチンには何種類かのデザートが用意されているという)
台湾に初めての猫カフェがオープンして以来、ブームはニューヨークやイタリアまで飛び火し、日本にも多くの都市で店舗が乱立している。日本では動物をテーマにしたカフェがそろっており、ペンギン・バーやうさぎカフェ、フクロウ・カフェまである。
ただ、猫カフェ発祥の地である台湾ではブームが下火になっている。台北で猫カフェを経営するZhang Bilianさんは「経済(悪化)のため台湾では猫カフェが減っている」と話す。Zhangさんは1998年に店を開業し、世界初の猫カフェを自称している。
中国では可処分所得や余暇の増加に伴い、ペットに対する関心が高まっている。これがペット関連グッズやサービス産業を活気付けると同時に、飼い主の権利意識の高まりにもつながった。例えば、北京市が2006年に「1匹犬政策」を課し、大型犬の飼育を禁止したとき、飼い主が大挙してこれに抗議した。
Yuanさんは毎月2万5000元(約41万円)ほどの家賃を払っている。ネコブームと安い出費(最低40元)にもかかわらず、経営は楽ではないという。競争の激しさが一因で、Yuanさんの店の近くにはネコ関連の飲食店が数多く並ぶ。中にはカフェとバーを併設し、夜2時まで青いライトの下をネコがうろつく店もある。
2011年にオープンしたカフェとバーを併設した店の経営者は、事業に伴う別のリスクを指摘する。来店客の中にはネコにひっかかれて補償を要求する人もいるという。
最近、平日のYuanさんの店はひまだ。大きなカメラを抱えた少女2人がラウンジの角でカラフルな飲み物をすすり、横では「グリーン・ビーン」と名付けられたネコが人間のような不気味な鳴き声を上げながらうろつくという時間が流れる。
Yuanさんは収支トントンで店を切り盛りしていると話す。北京では猫カフェが6-7店舗あるが、いくつかは最近、閉店に追い込まれたという。
経営は厳しいものの、Yuanさんは自分のカフェには競争力があると胸を張る。同氏は近くのヒマラヤン・ペルシャを指さし、「ネコのクオリティーが非常に高い」と話した。そのネコはテーブルの上で丸まっており、まるで大きなポットカバーのようだ。Yuanさんが購入した最も高額なネコは2万元するが、「お客さんからは他のカフェのネコが年寄りすぎるとの声が聞こえる」と付け加えた。
Yuanさんによると、猫カフェ以外にもネコ好きをアピールする店が現れたという。今や小さなブティックや雑貨店など近くにある店の多くが「看板ネコ」を持っていると、Yuanさんは悲しげに話した。
 
猫カフェ発祥の地が
台湾とは知らなかった (^_^;)
 


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